映画『シング・フォー・ミー、ライル』 3月24日(金)全国の映画館で公開 | オフィシャルサイト | ソニー・ピクチャーズ

あの名優ハビエル・バルデムの吹替。
私で良いのかと躊躇しましたが、「あなたのそのままの声が、彼の声になるんです」との力強い言葉を監督から頂き、真摯な気持ちで向き合えました。
それにしても、ヘクターの存在感には冒頭から持っていかれました。周りを翻弄しつつ惹き込んでいく彼の手練手管が、これでもかと出てくる。しかも、ショーマンシップ爆発の圧倒的な歌唱。これは挑みがいがあるぞと思いました。
ヘクターにとってライルは商売道具ではなくパートナーなんです。コミュニケーションの手段が唯一「歌」であるライルの心を、彼は音楽でノックしていく。すでに録音済みの大泉洋さんの歌に声を重ねていき、ライルと真のパートナーになれた瞬間、ヘクターである私の心はゾクッと痺れました。
音楽は、二人の感動シーンをいくつも彩っています。お互いの絆を確かめ合った階段でのリズムセッション。何より、愛する家族の前での陽気なパフォーマンス!じつは、そのささやかな舞台こそが、ライル&ヘクターコンビにとって最高のクライマックスなんですよね。

水樹奈々さんが演じるミセス・プリムは、ライルと友情を育む少年ジョシュのステップマザー。
ジョシュが出会ったライルの存在に驚きながらも温かく受け入れるキュートで快活な母親を演じます。

「グレイテスト・ショーマン」「ラ・ラ・ランド」は、共に劇場で拝見した大好きな作品で、その音楽制作チームが手掛ける新たな作品にまさか携わることが出来るなんて!と、とても興奮しました!
ライルはじめ、それぞれのキャラクター達の心に寄り添う素晴らしい楽曲ばかりで、音楽を通じて繋がるという作品世界に一瞬で引き込まれました。
私が日本語吹き替えを担当させていただくミセス・プリムは、愛する夫と息子のために良い母親であろうと奮闘しているのですが、完璧を追い求めるあまり空回りしているキャラクター。
彼女の生真面目な部分と、根っこにある子供のような無邪気さを同居させながら演じられたらと思いました。
歌唱シーンでは、その彼女の心の葛藤が描かれていて、クライマックスへ向けて徐々に解放されていく場面は歌っていてとても楽しく、思わず身体が動いていました。
自然と笑顔になれる楽曲なので、とてもお気に入りです!
ライル役の大泉さんの優しい歌声も素敵で、台詞ではなく歌で会話をする様々な表情に聴き入ってしまいました。
ライルを通じて生まれる温かい絆と、躍動的なエネルギーをぜひ感じていただけたらと思います!