ニューヨーク。
ショーマンのヘクターは古びたペットショップで、
魅惑の歌声を耳にする。
歌っていたのはなんと、一匹のワニだった。
ヘクターはそのワニのライルを相棒にしようとするが、
ライルのステージ恐怖症が判明し、ショーは大失敗。
ヘクターは去り、取り残されたライルはたった一匹、
アパートの屋根裏に隠れ住むのだった。
ヘクターが残していった音楽プレーヤーを握りしめて…。
長い月日が経ったある日、
ひとりの少年と家族がライルの潜む家に越してくる。
その少年ジョシュもまた、ライルと同じく心に深い孤独を抱えていた。
ジョシュを前に再びゆっくりと歌い始めるライル。
やがてふたりは、歌を通して心通じ合わせていく……。
『ラ・ラ・ランド』や『グレイテスト・ショーマン』を手がけた
ベンジ・パセック&ジャスティン・ポールが楽曲を担当。
ライルと最初に出会うショーマンのヘクターを演じるのは、
オスカー俳優のハビエル・バルデム。
さらに、二度のグラミー賞ノミネートを誇る
世界的シンガーのショーン・メンデスが
ライルとしてエモーショナルな歌声を響かせる。
日本語吹替版でライルを演じるのは、国民的俳優・大泉洋。
昨年夏から歌のレッスンに集中的に取り組み、
ハリウッドの制作陣が審査するボイステストを見事クリア。
おしゃべり上手な俳優が今回は台詞を封印し、
その歌声で繊細に色鮮やかにライルの想いを伝え、新境地に達している。
加えて、ヘクター役に日本ミュージカル界の第一人者である石丸幹二、
少年ジョシュの母親、ミセス・プリム役に
声優・歌手としての活躍著しい水樹奈々と、最高の布陣が実現した。